7つの習慣の要約と始め方【人間力は原理原則に基づく】
こんにちは 高峰 優 です。
「経済がますます揺らいでいるので、まわりの人が結構ざわついているな。
ここは、落ち着いて、ちゃんとしないといけないけど、どんなことに気を
つけていれば良いのかな。。」
と考えている方にために、日々どのようなことに気をつければ良いかご紹介いたします。
答えは、「7つの習慣」を実践することが一番重要です。
7つの習慣の要約と始め方【人間力は原理原則に基づく】
人間性や人柄、物事を行う姿勢など、いろいろな見方で人を評価しがちです。
人が人として成り立ち、社会生活を送ることを考えるとき、
「7つの習慣」に書かれた原理原則に則った生活や行動、思考などがあれば、落ち着いてしっかりと毎日を歩めるようになりますね。
人間としての魅力をあらわす、人間力とは、その原理原則に基づいて行動することで養われることに違いありません
ブリガムヤング大学で、経営管理と組織行動学の教授を務めるスティーブン・R・コヴィー博士が書かれた「7つの習慣」(1989年アメリカで出版)には、「成功には原則」があり、誠意・謙虚・誠実・勇気・忍耐など人間の内面にある人格的な部分を磨く「人格主義」でしか真の成功は得られないと説かれています。
◆「7つの習慣」で提唱されている原理原則を以下にまとめます。
- 主体性を発揮すること
- 終わりを思い描くことから始める
- 最優先事項を優先する
- WINーWINを考えること
- まず理解に徹し、それから理解される
- 相乗効果を発揮すること
- 刃を磨く
「7つの習慣」を日々意識して生活し、物事に取り組むことで人間力は高めることができるのでしょう。
そして、変わらない軸(原理原則)を持つことで、人間力を向上し、この激動の時代を乗り切れるのだと思います。
私も10年ちょっと前から日常生活で活用してますので、後でご紹介します。
7つの習慣①主体性を発揮すること
仕事や日常生活、家庭生活でもいろいろなことが起きます。その一つ一つにどのように向き合うかで結果も変わってきますね。
できごとに対して、「反応的」であるか、「主体的」であるかによります。
反応的な人は、被害者意識に囚われ、自分の置かれた状況や過去、他人のせいだと思い、自分の人生に責任を取りません。
主体的な人は、自分の人生に責任を取ります。自分の身に起きることがらに対して、どのように反応するか自ら選択し決定します。
主体的な人は、自分がコントロールできる「影響の輪」に意識を集中させ、ものごとに率先して取り組みます。
参考記事:【7つの習慣】主体性を発揮することで人生の土台を作ろう!(第一の習慣)
7つの習慣②終わりを思い描くことから始める
終わりを思い描くこと、すなわち、人生の目的、どこに向かいたいのか、目的地を決めることから始めると、ビジョンや正しい原理原則、深く根ざした価値観に基づいて行動し、前向きに進むことができます。
そのためにミッションステートメントを書きます。
ミッションステートメントは、あなたが何になりたいのか、何をしたいのかに焦点を当てたもので、あなたの目標を明らかにしてくれます。
日々の行動も、終わりを思い描く、ミッションステートメントをチェックすることで、目標に向かった行動を促すことになるのですね。
参考記事:【7つの習慣】第二の習慣 終わりを思い描くことから始める【目的を持って始める】
7つの習慣③最優先事項を優先する
最優先事項を優先する人は自己管理を行い、優先順位に従ってスケジュールを組み、実行します。
バランス良い生活を送るためには、ものごと全てに取り組まなくてもいいということを理解しましょう。
そして、時間管理マトリックス(縦軸が重要と重要でないと、横軸を緊急と緊急でない)を活用して自分の時間の配分方法を考えます。
長期的な目標や人間関係づくり、自己再生などは極めて「重要」ですが、「緊急ではない」ので後回しにされがちです。
そこで、スケジューリングの際に、緊急でないが重要な領域(第二領域)にあることがらを先に時間を押さえておき、最優先事項を優先し、次に、その他のことがらについて設定するようにしましょう。
その結果、人生の目標実現に向かって進んでいることを実感できるのですね。
7つの習慣④WINーWINを考えること
WIN-WINは、全ての人間関係において、お互いの利益になる結果を見出す考えと姿勢です。
◆WIN-WINを考える人は3つの必要不可欠な要素を備えています
- 誠実:自分の本当の気持ち、価値観、約束を守る
- 成熟:自分のアイデアや気持ちを、人のアイデアや気持ちに対する思いやりと勇気を持って表現する
- 豊かさマインド:すべての人に十分に行きわたるだけあると信じる
これらのことを備えることで、効果的なコミュニケーションを実現し、他の人との信頼関係の構築にも役立ちます。
そして、より良い人間関係から一層の影響力を持つことができるようになります。
◆ちなみに、人間関係の考え方として
WIN-WIN: 自分も相手も勝つ→ 自分は思いやりも勇気も高い状態
WIN-LOSE: 自分が勝ち、相手は負ける→ 自分は思いやりは低いが勇気が高い状態
LOSE-WIN: 自分が負けて、相手が勝つ→ 自分は思いやりは高いが勇気が低い状態
LOSE-LOSE: 自分も相手も負ける→ 自分は思いやりも勇気も低い状態
WIN: 自分だけが勝つ
世の中には、WIN-LOSEやWINな考えの人がいますが、自分のことばかり考えていると、協力者もいなくなり、難しい人生を送ることになるかもしれません。気をつけたいものです。
参考記事:【7つの習慣】第四の習慣「WINーWINを考えること」
7つの習慣⑤まず理解に徹し、それから理解される
人とのコミュニケーションにおいて効果的なことは「まず理解し、それから理解される」姿勢です。
観察と共感による傾聴を通じて、相手のことを理解に努めます。
相手の視点から、言葉だけでなく、感情や行間に込められた真意を掴む努力が大切ですね。
その結果、自分のニーズや欲求を表に出すことができるようになるのですね。
参考記事:【7つの習慣】第五の習慣「まず理解に徹し、それから理解される」
7つの習慣⑥相乗効果を発揮すること
効果的な考えを持って行動できる人は、全体の合計がその総和よりも大きくなることを知っているのです。
意見に相違点があった時に、相手を切り捨てるのではなく、相手の相違点も尊重しつつ、解決策を見出す努力をします。
その結果、創造的な協力ができ、相乗効果を発揮することで、より良い「第三の案」を生み出すことができるのですね。
7つの習慣⑦刃を磨く
日々の生活、仕事に追われ、動き続けていては、エネルギーが切れてしまいます。
そこで、重要になってくるのが定期的な自分磨き、自己投資です。
7つの習慣では、4つの側面、「肉体、社会・情緒、知性、精神」において定期的に一貫して賢明にバランスよく磨き、向上させること、すなわち「刃を磨く」ことが人生において重要であると説いています。
最優先事項の中に、「刃を磨く」時間を確保し、人生の目標を達成するために、取り組むべき行動を計画し実行しましょう。
◆ちなみに4つの側面の例を挙げておきます
- 肉体:健康に良い食事、運動、休養をとる
- 社会・情緒:他の人々と、社会的な意味ある関係を築く
- 知性:学習、読書、文章を書くこと、指導
- 精神:自然の中で時間を過ごす、瞑想や音楽、美術、奉仕を通じて精神を育む
参考記事:【7つの習慣】第七の習慣「刃を磨く」
フランクリンプランナーを用いた7つの習慣の始め方
私が「7つの習慣」を読んだのは20年以上前になります。日本で出版された当初かもしれません。
初めはシステム手帳に、自分でフォームを作り、ミッションステートメント、役割、目標と計画を書き込んで持ち歩き、日々、見返してました。
そして、7つの習慣の考え方を良く理解し、体に染み込ませるために、オーディオテープを通勤の行き帰りなどに聞きながら学び、実践を心がけていました。
この10年ぐらいは、フランクリンコビー 社から発売されたフランクリンプランナーを活用しています。
使いかたにむらがあるのですが、「7つの習慣」をうまく活用できているときは、仕事もプライベートも順調で、適度なストレスはあるものの楽しい時間を過ごしていたと思います。
しかし、プランナーをうまく使えない(使わない)時には、空虚な時間がすぎるだけで、疲れを感じた日々だったことを思い出します。
もっとレベルアップするためにも日々の学習と実践に取り組みたいと思います。
◆プランクリンプランナーを用いて7つの習慣を実践してよかったこと3ポイント
人生の目標を明確にし、生きる方向性を常に意識できる(その結果、些細なことにはどうじないようになる)
時間管理だけでなく、健康管理もできて日々充実している
バランスよく刃を研ぐことで、自分に自信が持てるようになる
7つの習慣の要約と始め方 まとめ
経済がますます揺らいでいるなか、自分の人生をしっかりと生きるための根幹となる人生の原理原則について、7つの習慣の考えをお伝えしました。
成功法則には、いろいろあり基本であり原点となる「思考は現実化する」(参照:思考は現実化する まとめ【人間は自分が考えているような人間になる】)と合わせて学び、取り組むと効果性を上げれるでしょう。
原理原則である7つの習慣をしっかりと意識して取り組むことは、人生をより良い方向に向かわせる羅針盤となることでしょう。
私の経験からも、実践している中、自分自身の状態管理から改善点の発見と向上に取り組めています。
より良い人生の実現を目指して、日々学び、取り組んでいきたいものです。
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