知識社会で身に付けなければならない知恵【100年人生で大切な発想力・企画力・交渉力・営業力】
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「21世紀になってから工業社会の時代から知識社会に進んでいると言われているけど、
私個人としては何をしていけばいいのだろうか、何に気をつけて日々努力していけば
いいのかな、そのポイントが知りたいな。。」
と考えている方に、知識社会で身に付けておきたい知恵についてお伝えいたします。
知識社会で身に付けなければならない知恵
20世紀とい時代は、破壊と再生・高度成長の時代だったと思います。
戦争により一旦破壊された世界は、その後、科学と政治の力により経済を立て直し、
ものすごく早いスピードで発展してきました。
しかしながら、1990年ごろから、日本では、失われた20年と言われ、
経済は停滞していました。
一方で、米国では、GAFAと言われるコンピュータとインターネットなどを駆使した
企業が新しいビジネス形態を作り上げ急成長し、経済を牽引してきています。
21世紀になって感じることは、「より高い専門性が重要である」ということに加えて、
「専門性が古くなるのも早い」ということです。
一旦、獲得した知識はすぐに古くなってくることを感じます。
その原因は、「変化の激しい時代」に生きているからでしょう。
その中で生活し続ける為には、私たちは何に気をつけるばきかと考えると、
専門的な知識を高めるこtは努力し続ける必要がある。
しかしそれだけでは不十分で、「職業的な知恵」(田坂広志氏著:これから知識社会で何が起きるのか参照)を身につける必要があるということです。
知識社会で身に付けておきたいこと
知的プロフェッショナルとして、弁護士や会計士、科学者、技術者、営業、企画など切り口としていろいろな分野があります。
どの分野の人にとっても、共通しているのは「高い専門的知識を持って仕事に活躍してきた」ということでしょう。
しかし、変化の激しい今からの時代においては、その知識時代が古くなることも早く、新しい知識を仕入れなければならないことは必須ですね。
知識を仕入れることに加えて行わなければならないことが「職業的な知恵」を身につけることでしょう。
知識を形式知と表現するならば、職業的な知恵は暗黙知と分類できます。
この職業的な知恵、暗黙知が何かと考えると、それは、
スキル
センス
ノウハウ
テクニック
・
マインド
と言った「言葉では表現できない知恵」のことになります。
これをもう少しわかりやすい例で例えると「発想力・企画力・交渉力・営業力」となります。
これらのことを実際の仕事、実務から経験を積み自身で身につけることを意識する必要があります。
これは、意識しないと身につかないことです。
人間というものは、自分で意識したものは気づき、そして、取り込むことができますが、
意識しないものは、目の前を通りすぎても気づきません。
その習性を理解して、「職業的な知恵」を身につけることを勧めたいものです。
職業的な知恵を身につける身近な方法
では、どうやって「職業的な知恵」を身に付けていくのでしょうか?
30年間仕事をし続けるといろいろな職種を経験します。
その中で、体得してきた仕事の仕方は実は自分の宝なのです。
その職場でしか役に立たないものなので異動先では思うように力を発揮できないと考える人、感じている人も多いと思います。
しかし、「30年の間に経験してきた事柄を一旦棚卸し」してみましょう。
紙に書き出してみるのです、どんなことをしたか。どんな経験だったか。
その時に、どのようにして資料を作ったり、話したりしたか。
そして、どうやってその時々の課題を解決する方法を考え出してきたか。
それらの経験の一つ一つを一旦紙に書き出します。
そして、次に、その経験を分解するのです。
分解していく過程で、意識して欲しいことは、その考え方のプロセスや流れ、パターンや方法などです。
その分解した物事、項目、要素を関係するものを集めて特徴(癖)がないかみてみましょう。
その中に「自分ならではのやり方」がきっとあるはずなのです。
それが、あなたにとっての力なのだと思ってください。
あなたならではの「スキルやテクニック、マインドなど」を意味するのであり、
それが「職業的な知恵」なのです。
そして、できれば、そのスキルなどを、物事を考え出す発想の分野、
何をどうやって実現していくかの企画、物事を進める上での交渉、
そして売り込むための営業といった分野に分類してみてください。
自分なりの特徴あるスキルとテクニックが、どの分野では強く、どの分野は弱いのかも見えてきます。
さらに、強い分野が見つかれば、それが自分の売りになるのです。
その売りをもっと磨いていき、今後の仕事の手段として活用していけるように自信が持てるのです。
まとめ
21世紀になり、新しい科学が社会生活に浸透し、ますます便利になる時代。
その変化のスピードはますます早くなってきていると感じます。
その変化の早い時代において、知的プロフェッショナルとして活躍するには、
自分の持つ専門性や知識をブラッシュアップし続けるとともに
「職業的な知恵」(暗黙知)を身につけることにも意識を振り向け努力したいものです。
そうすることが、今後も、日々、自分を成長させていけるのもだと思います。
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