価値を生み出す探求の時代(探求術)【100年人生で大切なこと】

2020-05-06

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「21世紀になって、いろいろなことがかわってきているな。

 新しい技術が生み出されて生活が便利になってきているし、

 これからの仕事の仕方にも影響しそうだな。

 どんなことが起きそうなのか、もう少し自分なりの見方を

 身につけて、日ごろから調べておかないと、時代の変化に

 ついていけないし、時代にあった価値を生み出すような

 こともできないかもしれないな。

 どうやって、日ごろから調べるようにすればいいのかな?」

と、これからの時代を上手く泳いでいくために必要な、情報、知識を

調べて、深く理解したいとお考えの方に、調べ方やまとめ方、考え方

についてご紹介いたします。

価値を生み出す探求の時代(探求術)

PexelsによるPixabayからの画像

新しい探求の時代と言われる21世紀。インターネット、バイオテクノロジー、ナノテクノロジー、AI、自動化など様々な科学技術の分野に置いて、目覚ましい発展、進歩が進んでいます。

この新しい技術の発展の力を借りて、新しい探求の時代として発展し始めていると言われています。

20世紀は、蒸気機関の発明から、航空機、ロケット、コンピューター、バイオテクノロジーの先駆けなどにより、産業革命から現在のインターネットを活用した経済圏まで、新しい社会形態が発達したと言えるでしょう。

その根源は、知的好奇心からくる探究心によるものですね。

そして、21世紀を迎え、新たななる探求の時代が来たと言われています。

ロケットの打ち上げや月面着陸、深海の探索などは、国家に上げて取り組んだ事業でした。

しかし、21世紀のいま、私企業が競争する分野となり、革新的な技術開発により、

低予算で実現されようとしています。

また、次の開拓先である火星への人類到達、月面旅行なども視野に入ってきています。

さらに、バイオテクノロジーやナノテクノロジー、量子コンピュータなど新しい科学技術により、新開拓領域・分野である、脳の世界解明、さらなる深海の生態系や資源の開発、情報通信世界の革新など、いろいろな分野の探求が進み始めています。

探求(調べる)前の準備

StartupStockPhotosによるPixabayから

探求(調べる)前に必要なことが、目的を明確に設定することですね。

目的を設定していないと、闇雲になんでもかんでも情報を集めることになり、データは集まったが、だからどうなのさ?となることが必着です。

目的を明確にすることで、方向性が決まり、無駄が少ない調査と思考を行うことができるようになるのです。

そして、次に気を付けないといけないことは、調べて、整理して、考えて目的を達成するための手順を決めることです。

この手順とは、どのようなことをして、何がわかり、どんな状態になったら目的を達成できたのかの判断まで行うことを言います。

この手順を決めていないと、労力は使えど、身になる結果は伴わないことが続くことになるのです。

目的を達成するための道のりと考えてもいいかもしれません、

その道のりに沿って前に進むことが効率的ですし、目的達成率も上がり、効果的だと言えるでしょう。

最後に、期限を設定することが必要です。

いつまでに、どのような状態になっていたいのか。

目的を達成するためには、要所要所でマイルストーン(中間の目標)の設定も大切になります。

マイルストーンの設定は手順を決めるときに加えておくろ、後々、便利になると思いますので必ず行ってください。

探求の方法

Photo by Andrew Neel on Unsplash

情報を調べると言ってもなにをすれば、と思う方も多いと思います。

かの有名な諜報機関CIAでは情報収集を必死に行なっているわけですが、どんな情報を集めて分析しているかと言えば、実は、8割方はだれでも手に入る公開情報だということです。

そして、公開情報では手に入らないものは2割程度だといいうことになります。

この公開情報を丹念に集め、創造性を働かせながら、分析することで、新たな脅威や出来事の兆しを見出したりできるのです。

創造的戦略的思考により企業分析などを行う場合においても同じで、8割方は、公開情報をいろいろな考えのもとにフレームワークを駆使し、改良して整理分析を行います。

そして、その整理結果を見て、「だから何なのか?」と問うことで、新たな知見、現象、本質的な問題を発見することになります。

ここでいう公開情報は、本であったり、インターネットや各種データベース(過去の新聞、文献などが集約されていて便利です)などを調べることを意味します。

データーベースは使用にお金がかかりますので最後の手段としてとっておきます。

まずは、本とインターネットを用いた情報収集を行います。

それらをロジカルシンキングに基づき、各種フレームワーク(3Cや4Pなどなど)に整理したりします。

一方で、非公開情報というのは、人からのオリジナル情報が多くなります。

ですので、自分なりのネットワークを持ち、維持することが重要になってきます。

なかなか難しいのですが、なにかのコミュニティーや学会などに参加することで、ネットワークを作るチャンスが出てくると思います。

また、知らない人にどうしても何かを聞きたいことも出てきます。その場合には、周りに紹介していただける人がいればいいのですが、大抵いないことが多いです。

そのときには、手紙やメイルでのコンタクトを取ることに始まり、電話でのコンタクトを行い、丁寧にお願いするしかないですね。

しかし、その時に最低限の礼儀として、そのお方がどのような知識を持っているか、事前にいろいろと調べ勉強しておくこと。

また、ヒアリングのお時間をいただけたならば、何をお聞きしたいかをしっかり整理して、できれば事前にお送りしてお願いしておくことが大切になります。

価値を生み出す情報の整理解析

集まってくる(集めている)情報を知識として整理し、解析する一つの大きな考えがロジカルシンキングとなります。

その際の基本として、物事の整理には、大きなところから叙々に細部に整理解析を進めることが大切です。

また、基本となるフレームワークを抑えておくことは効率的にも有効ですので、学んでおきましょう。

たとえば、3Cですが、競合(Competitor)、顧客(Customer)、自社(Company)の3つの枠組で情報を整理すると、自分の置かれた状況を理解する助けとなります。

市場の動きを理解したい時には、10年ぐらいのすぱんでデータを整理しておくと、大きなトレンドもわかりますし、さまざまな経済環境との関係性も整理、理解しやすくなります。

4Pやバリューチェーン、サプライチェーンなど、たくさんのフレームワークがありますので学んで活用しましょう。

戦略的なまとめ方のもう一つ重要なこととして、経済的、歴史的、地政学的、科学的な視点による情報の整理解析を行うことです。

経済や経営の世界では、フレームワークを駆使した分析が有効的ですが、それに加えて政治や政策的な見方をするためにも意識しておくべき視点となります。

歴史的な見方をした場合には、時間軸に沿って出来事を整理し、いくつかのデータを比較することやその時々での出来事を書き加えることにより、物事の流れと変化点および変化を引き起こした原因について知ることができるでしょう。

また、地政学的な見方からは、国や大陸とそこに住む人々の置かれた立場や経済状況、支配体制や国力などを比較することで国同士の競争や支配される原因、逆に支配できるポイントを理解できることになります。

このようにして、いろいろな視点と見方、フレームワークを駆使して得られた情報を目的に適した状態で整理解析することが大切です。

考え方と目的達成の評価(探求の結果の振り返り)

手順に従って情報を集め、整理解析した結果をもとに考えを自ら作り出すことが最後のステップになります。

それには、これまでに整理解析してきた様々なデータや表、まとめについて、1つづつ、問いかけます。

「要は何が言えるのか?」

この問いを、ひつのデータごとに行いながら、全体をとして、いくつかの主張にまとめあげます

この「要は何が言えるのか?」と問うことで脳はフル回転し、考え始めます。

ここで気をつけなければならないのが、ゼロベース思考でしょう。

これまで沢山の経験と知識を得てきた私たちですが、それにとらわれず、データ一つ一つから、言えること、分かることを素直に表現します。

それは、先入観のない「考え方」を行うこととなり、非常に有益な結論や主張を導き出すキーポイントになります。

そして、いくつかの主張をそうまとめにして、最後に、何が言えるのかを文章化することを意識してください。

文章化できるということは理解し、そして、考えをアウトプットできたことと同じだからです。

その考えを基にして、目標にどれだけ達成できたのかを評価します。

厳密でなくてもいいのですが、初めに決めた目標と手順に沿って、目標に対して、どこまできたのかを理解し、振り返ることで次の一歩が見えてくるはずです。

その行動の繰り返しにより、より深い探求、思考を進めることができるのだと考えましょう。

まとめ

いろいろなことについて調べ、整理し、考え、目標達成のためにアウトプットを出す。

このことを繰り返し、行うことで、広くまた深く、物事を知り、考え、新たな創造に

つながるのだと思います。

焦らず、手を抜かず、きつちりと進めれば、きっと新し発見があると思います。

ロジカルシンキングは、情報を集め、目的にあった価値ある知識を生み出す一つの手段として身につけておきたい思考方法(探求術)となりますね。その過程に置いて、色々な形に情報を整理するフレームワークがあり、参考にして自分なりに改良していくことがより価値の高い結果を生み出すことになると思います。参考図書を以下に示します。一度手に取ってみてはいかがですか。

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参考記事:☆ ものの見方【100年人生で大切なこと】

参考記事:☆ 価値を生み出すプロジェクト思考【100年人生で大切なこと】