【 Futurist】未来予測・研究の歴史と手法の2選【未来研究と創造思考】
こんにちは こんばんは フューチャリスト 高峰 です。
「世の中、変わってきているのかな。これから僕の人生はどうなっていくんだろう。」
とお悩みのアナタに、未来を見るための未来研究の歴史と手法について解説いたしますので最後までご覧ください。
そして、未来研究は、「未来を予言」するものではありません。
理想の未来ビジョンを設定し、実現するためのステップやリスクヘッジに取り組む手法ですので、是非取り組んでください。
■私のこれまでの経験
(1)企業での30年間の研究(調査、立案、実行)の経験と博士号取得
(2)数億円規模のプロジェクト立案と実行や各種製造科学に関するプロジェクトリーダーの経験
(3)Kindle本4冊出版、Udemyオンライン講座7本、Creativelife ONE Blog運営
【 Futurist】未来予測・研究の歴史と手法の2選
世の中の変化を感じ取り、未来を予測し、どうなっていくか考えることが未来予測・研究の課題です。
ですので、アナタが将来について不安で、なんとかしたいと考えているのでしたら、
未来を見るための未来研究の手法を学び、実践することをオススメいたします。
この記事では、以下の3点について解説いたしました。
- 未来研究の歴史について
- 未来予測手法の代表格 シナリオプランニング
- 応用範囲が広いフューチャーキャスト
未来研究の歴史について
未来研究の歴史の始まりは、第二次世界大戦後、軍事計画の方法論として取り組まれ始められました。
研究に用いられた手法は「シナリオプランニング」です。
1970年、空軍の研究に参加していた「ハーマン・カーン」がシナリオ法をビジネスでの予測手法として磨き上げました。
また、1970年代前半、ピエール・ワックは、ロンドンのロイヤルダッチ/シェル本社のグループ・プランニング部門にてプランナーを務め、シナリオプランニングをビジネスで活用するフェーズに引き上げます。
第二次世界大戦後、石油は戦略物資と位置付けられ、石油価格に強く及ぼすであろう影響因子についてピエールのグループは研究を続けました。
ロイヤルダッチ/シェルは、2つのシナリオを策定します。
1)石油価格は安定をつづける
2)OPECによる石油危機
この2つのシナリオを吟味した重役たちは、事業を徹底的に変えなくてはならなくなると理解しました。
しかし、行動は起こしませんでした。
そこで、ピエールたちは、石油危機から起きるものごとの結果を詳細に、細大漏らさず描き出し、「準備を怠るな!」と警告し、行動を起こさせたのです。
すなわち、シナリオに従い、見るべき現象/因子を設定し、何かが起きた時のために事前に対応策を策定しました。
その結果、1973年10月の第四次中東戦勝に間に合い、石油危機が発生した。しかし、シェルは準備していた。
当時7大メジャーの下から2番目だったシェルは、石油危機への対応の結果、2番手まで上り、収益性の高い会社になった。
このように、軍事研究から始まった未来研究「シナリオプランニング」は、ビジネスへの適用が有効であり、重要であると認知され、活用され始めました。
未来予測手法の代表格 シナリオプランニング
未来予測手法の代表格である「シナリオプランニング」は、企業の将来ビジョンと実現を阻害する要因を洗い出し、その対策も準備することから、重要な手段と位置付けられた。
一時期衰退しましたが、2000年ごろから再び企業で取り組まれるようになります。
これは、経済環境が不透明で、不確実性が高まったことによる企業経営に不安要素が多くなったためと考えられます。
- テーマ設定
- 情報分析と整理 PEST分析
- 不確実性に着目
- キードライバーの設定
- 未来へのシナリオ作成
- 危険予知と定点観察
- 戦略の実行とPDCA
不確実性が高まるこの時代において、望む結果を手に入れることが大切です。
そのためには、目標設定と不確実な時代における影響(思わぬ変化もかみして)を考慮する必要あり、
シナリオプランニングが有効なのですね。
応用範囲が広いフューチャーキャスト
フューチャーキャストは、社会科学、技術研究、文化史、経済学、トレンドデータ、専門家のインテビューなどを統合して未来を見通す手法になります。
ここはシナリオプランニングと同じですね。やはり、多様な分野の意見・情報を得て、目的にしたがって整理解析し、活用することが必要になります。
フューチャーキャストは、10年から15年先の未来を見通す助けをする手法となります。
未来のチャンスを探り、リスクに備える。
特に、未来の姿を「具体的にイメージし
→未来から現在を振り返り
→今日すべきこと、明日すべきこと、5年後にすべきこと」
が見えてきます。
この手法は、非常に簡便で、企業だけでなく、個人の人生や課題に対してもステップをマスターすれば簡単に誰でも活用可能です。
その手助けをするのが「応用フューチャリスト」の役割になります。
クライアント(お悩みの方)にとっての最高の未来を実現する手助けをすることが仕事になりますね。
応用フューチャリストが答えを持っているわけではないのです。
アナタの未来を創造できるのもアナタだけである。
自分を構成する3つの自分に意識を向けます。
3つの自分とは=過去の自分 / 現在の自分 / 未来の自分 です。
- 未来について考える ワクワクする未来を細部まで具体的に細かく思い描くー未来の物語を創造する
- その未来にアナタを連れて行ってくれる力を見つけるー「人・ツール・専門家」
- バックキャストー理想の未来の時点から過去を振り返り、必要なステップを考えるー半分、少し先、月曜日
さあ、アナタもフューチャーキャストで未来ビジョンを描き、そこまでのステップを明確にしましょう。
【Futurist】未来予測・研究の歴史と手法の2選 まとめ
世の中の変化を感じ取り、未来を予測し、どうなっていくか考えることが未来予測・研究の課題です。
アナタの未来を具体的に設定し、そこまでに至ためのステップの代表的方法をご紹介いたしました。
アナタが将来について不安で、なんとかしたいと考えているのでしたら、未来を見るための未来研究の手法を学び、実践することをオススメいたします。
。
- 未来研究の歴史について
- 未来予測手法の代表格 シナリオプランニング
- 応用範囲が広いフューチャーキャスト
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