【AI テクノロジー】人工知能ワトソンの活用【未来研究と創造思考】

2021-10-09

こんにちは パーソナルフューチャリスト 高峰 です。

今日は、

「AIて言葉が飛び交ってるけど、どんなことに使われてるのかな?
仕事がなくなるかも、とか言われているけど、なんで?」

と、疑問に感じておられる方に、「AI= Artificial Intelligence」がどんなことに使われているか、代表例を簡単にご紹介したいと思います。

■私のこれまでの経験
(1)企業での30年間の研究(調査、立案、実行)の経験と博士号取得
(2)数億円規模のプロジェクト立案と実行の経験

(3)Kindle本4冊出版、Udemyオンライン講座を公開、オンラインスクール 運営

【AI テクノロジー】人工知能ワトソンの活用【未来研究と創造思考】

Gerd AltmannによるPixabayから

AIテクノロジーが進展し、活用が活発化しています。その代表格が、IBMが開発し、実用化を進めている人工知能ワトソンです。

その活用についてご紹介したいと思います。

 

【AI テクノロジー】人工知能ワトソンについて
  • 人工知能の取り組み
  • 活用事例「映画の予告編を作る」
  • 今後の人工知能への期待

 

人工知能の取り組み

戦略

人工知能の取り組み(研究)で新聞に、何回も出て来るのがIBMです。

1997年には、ディープ・ブルーというなの人工知能コンピュータが、世界のチェスチャンピオンのガルリ・カスパロフに勝利したことが印象的でした。

次に、IBMは、ワトソンという人工知能の開発に取り組みます

自然言語を理解・学習し人間の意思決定を支援する『コグニティブ・コンピューティング・システム(Cognitive Computing System)』と定義しているが画期的に成功した事例となっています。

特に、2009年4月に米国の人気グイズ番組「ジェパディ!」にチャレンジすると発表し、

2011年2月に試合が行われ、総合ではワトソンが勝利して賞金100万ドルを獲得しました。

賞金は全額が慈善事業に寄付されています。

Pxabayから転載

この時のワトソンは、読み上げられる問題文を、音声認識で文字を取得し、あらかじめデータベースとして取り込んでいる約100万冊相当の情報から検索し、答えを導き出しました。

このコンピュータシステム「ワトソン」を活用した様々のデータ分析、推論の研究と社会への活用が始まっています。

その後も研究が続いており、複雑で膨大なデータを解析し、人間では見出すことが難しいいろいろな法則や関係性などを見つけ出し、創薬の加速などにも活用されています。

実質的なIBMの創設者であるトーマス・J・ワトソンから名前を取ったこの人工知能は 、2010年から開発が進められています。

ディープラーニング技術を活用したことで、認識機能が飛躍的に向上し、第三次人工知能ブームを起こしました。

その結果、人工知能のビジネスへの活用も加速され、画像認識・判断、文字認識、音声認識(音声入力は飛躍的に向上しました)、自動運転などの判断を行う仕組みに適用すべく、研究が勧められ、実用化も進んでいます。

活用事例「映画の予告編を作る」

そして、驚いたことに、「映画の予告編」を作ることに適用され始めました。

人間の感情が大きく影響力を持つ「物語を作る」ことにも適用され始めているわけです。

一部のネット記事は、AI(人工知能)が外部情報をインターネットから拾い、自動的に記事が書かれているところもあるそうです。

映画を作るという行為に話を戻します!

SF映画「モーガン」という、人工生命体についての映画の予告編を、このワトソンが作ったとう記事を見たときには深く考えました。

実際の映像を見た時は、感情に訴えるストーリー展開がなされており、ひょっとすると将来「監督業」もなくなるのではと思える瞬間でした。

何せ、私がこうやって書いている文章も作り出すことができるかもしれないのですから、かなり脅威を感じました。

ワトソンは、映画を100本分析して、映画全体にふさわしい音楽と予告編に適したシーンを抽出して、予告編を作り出したのだそうです。

しかしながら、アイデア、着想、発想が必要な本編を作り出すことは困難なようですね。

映画を作るときのサポートは何らかの方法で人工知能にもできるろうとは思いました。

人工知能の研究と活用は目を離せない分野の一つですね。

未来へのシグナルとして、必ずウォッチし続けなければならない分野であると認識を新たにしました。

今後の人工知能への期待

今後の人工知能への期待は高まりながら、脅威も感じている人が多いようです。

私は、楽観主義車なので、人工知能が発展し、活用されることに期待を持っております。

いろいろなテクノロジーが出てくるたびに、期待と脅威の両面での議論がなされます。

しかし、生み出されるテクノロジーがどうのこうではなく、

あくまで、使う側「人間」がどのように考え、振る舞うかによるのだと考えるべきですね

今、注目されている使われ方として下記のような項目が代表例としてあります。

人工知能の活用分野

 

  • 音声&画像認識による人、モノの分類と情報の獲得(人、交通、品物のカウントなど)
  • もっともホットな話題の自動運転技術(自動車、航空機、船、ドローンなど)
  • 水産、林業、農業の効率化、省人化など
  • 工場、金融、不動産、サービス業への適用(無人コンビニ、工場操業の効率化など)
  • チャットボット(自然言語処理)活用(通訳、案内、クレーム処理、アナウンサーなど)

 

といろいろな分野で研究と実用化が進められています。

私個人としては、家庭内の家事代行、エネルギー消費コントロール、家計コントロールや健康管理などに適用できてきそうなので期待値が高いです。

実際、Apple Watch と iPhoneを組み合わせ、ネットワーク経由で体調情報をモニタリングし、健康管理するサービスもできつつあるようです。

これは。高齢化社会と働き方変革(変容)に対して重要な領域になるのではと個人的に思っています。

企業の利用と個人に向けたサービスの両面で活用が期待されますね。

【AI テクノロジー】人工知能ワトソンの活用 のまとめ

AIテクノロジーがどのようなものなのか、そして、「AI= Artificial Intelligence」がどんなことに使われているか、代表例を簡単にご紹介するとともに、私個人がどのように期待しているかをご紹介いたしました。

未来学者(フューチャリスト)で、Googleにて人工知能の開発をたずさわる レイ・カーツワイル氏は、「シンギュラリティ」を提唱されています。


シンギュラリティとは。コンピュータと人工知能の能力が高まり、ある地点を超えると「人間の脳」よりも高性能になる臨界点のことを言います。

2040年ごろにシンギュラリティが起きるのではと言われ、その際、人工知能の暴走が始まるかもと警告を出している面もあります。

一方で、人工知能の活用が人類を次のステージに押し上げる可能性もあります。

やはり、新しいテクノロジーは何故生み出され、どのように使われ、どこに向かうのかをきっちり見ながら、有益な活用を追求することが人類にとってより良い未来を作ることにつながるのでしょう。

ではまた。