初心者向け戦略的思考法ロジカルシンキング入門編【基本的プロセス(流れ)を知ろう!】
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「いろいろな変化が感じる中で、自分が取り組まないといけない課題も複雑になってきているな」
とお悩みの方に、戦略的思考(本質的問題の発見と解決)の基本的な流れをご説明いたします。
この記事を読むことで、戦略的思考法ロジカルシンキングの基本的プロセス(流れ)を理解することができます。
初心者向け戦略的思考法ロジカルシンキング入門編
戦略的思考法ロジカルシンキングは、ビジネスの世界では問題を発見し解決に導くためのビシネススキルとして重要視されています。
欧米に追いつくことではなく、世界のリーダーとして日本は発展しなくてはならない時代になったと20年ぐらい前から言われています。
社会環境変化、アジア諸国の成長、アメリカなど欧米によるアジアへの進出、日本の人口減少による経済力の低下などさまざな問題があります。
その結果、企業も個人もやるべきこと、取り組むべき課題が不明確で複雑になってきていると感じて方も多いのではないでしょうか。
ビジネスだけでなく、人生、生活でも共通していることは、
「表面的に見えている、やるべことを正しくやれば良い時代」から
「正しい事を新たに見つけ、やらなければならない時代」
に変わったと考えられています。
正しい事、すなわち、本質的な問題を発見し、具体的な取り組みに落とし込むことが重要なのですね
その実行には、問題解決のプロセス(流れ)や考え方を知った上で活動することが必要になってきています。
◆戦略的思考法ロジカルシンキングによる問題解決のプロセス(流れ)まとめ
- 問題解決のアプローチ
- 取り巻く環境の理解
- 解決策の提案(構想)
- 提案書・計画書の作成(まとめ)
戦略的思考法ロジカルシンキングにおける問題解決のアプローチ
戦略的思考法ロジカルシンキングを用いた、問題解決のアプローチは大きな分けて4つのステップとなります。
1)人生の目的/目標を理解
2)障害の理解と解決策の立案
3)具体的実行計画の策定
4)取り組みの徹底と進捗チェック
そして、チームへの気合い入れが大切になります。
個人の問題に取り組むときも、誰かに助けていただいたり、相談したりします。
ですので、ビジネスでも、個人的な人生の取り組みでも同じで、関係者が本気なるための気合入れを意識しましょう。
戦略的思考法ロジカルシンキングを用いた、問題解決のアプローチの中で重要なのが、障害の理解と解決策の立案となります。
無駄な時間とお金、資産を消費せず、一番効果的な取り組みにしたいと思いますから、本質的問題を発見し、対処することですが重要ですね。
「本質的問題を発見」するには取り巻く環境、つまり、ビジネスでは会社の、人生については自分の置かれた状況を良く理解することが大切です。
そのために、情報を収集し、分析し、整理統合しまとめ上げる 手順が必要になります。
Udemy ロジカルシンキングの重要性 ロジカルシンキングと戦略的思考
戦略的思考法ロジカルシンキング①取り巻く環境の理解
本質的問題の発見には、まずはじめに 取り巻く環境の理解から始めます。
その際、『なんのために、知るのか』をよく理解することが大切になってきます。
上司は同僚からの要請で何かに取り組むとき、まず、よく依頼者と話し、目的を明確にし、理解することが大切ですね。
そうすることで、せっかくやった仕事が無駄になることを防ぐことができますよね。
全体像を理解してから、細部に入る」ことです。
大きなところから小さなところへ、流れで理解することを意識してください。
たとえば、自動車の市場分析する場合には、 世界各地の動きから、車の輸出入の流れをみつつ、日本国内の自動車産業を整理するようなことを意識していけばいいと思います。
その結果、近視眼的な取り組みならず、大きな取り組みを提案できるようになります。
そして、事実を示す数字を押さえることです。
それも長い年月、10年のスパンでの変化と平均とを良く整理しましょう。
次に、集めた資料を整理解析する際、 「何故」を追求し、分解しながら問題を明らかにしていきます。
そして「どんな事が言えるかを常に考える」ことが大切です。
ビジネスの分野でよく使われるフレームワークを、自分の人生を考えるときにも活用して、情報を分解整理するようにしましょう。。
下図のように要因を明らかにし、書き出し、関係を整理しておきます。
最後に、得られた結果から「要はこういうことだ」と一言で要約し、文章化することを忘れないでください。
文章化できないことは、理解できていないことを表します。文章化して初めて理解できたと考える癖をつけましょう。
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戦略的思考法ロジカルシンキング②解決策の提案
分析が進み、本質的問題を発見できたあとは、解決策です。
実は解決策は本質的問題を定義できたとき、すでにできています。
それは、問題の裏返しが解決策になるからです。
そこで、解決策の提案に進むわけですが、それまでの取り組みで得たものを、より価値の高い成果物にまとめておきましょう。
心がけたいのは、まとめた結果をいろいろな面で検討し直すことです。
他のレポートや優れた先例と比較し、成果物を振り返し、必要なら修正したりして、方向が間違わないように気をつけましょう。
そして、まとめる際、 「要は何なのか」 と、一言で文章化する癖をつけましょう。文章化することで明確にまとめることができます。
文章は簡潔に1、2行で簡単明瞭明確に表現することを心がけてください。
そして、3つの項目でまとめることを意識します。(マジカルナンバー3です)
まとめは、結論から述べて、結論を支える3つのメッセージで表現するように構成します。
そして、最後に「具体的な行動」で提案をまとめあげます。
戦略的思考法ロジカルシンキング提案書/計画書の作成
最後に、報告書(提案書)や実行するための計画書(個人的な課題だとすると、目標、具体的実施項目)の資料にまとめます。
報告書のの作成ポイントは、要点をまとめる。要点は多くても、「3つ」に絞りこむようにします。
例えば、3Cのプレームワークを真似るのはいいかもしれません。3の数字でまとめることを心がけましょう。
また、整理したものを必ず文章にまとめること。簡単明瞭、明確にまとめてください。
そして、全体が美しく、見やすいように、まとめることが大切です。
付加価値の高い報告書や計画書は 結論中心にまとめたものです。
読む人は忙しく、混乱させないように、明確に要点を表現しましょう。
自分の課題のときも同じです。目標(解決された状況)から初めて、要点を3つにまとめ、具体的実施項目を記述しておきます。
そうすることで、目標に向かって前進する状況を作り出せると思います。
戦略的思考法ロジカルシンキング まとめ
戦略的思考法ロジカルシンキングによる問題解決のプロセス(流れ)をまとめまて見ました。
- 問題解決のアプローチ
- 取り巻く環境の理解
- 解決策の提案(構想)
- 提案書・計画書の作成(まとめ)
大きな社会環境変化変化を感じる中で、取り組まないといけない課題も複雑になってきています。
その解決の一つの手段として、戦略的思考(本質的問題の発見と解決)の基本的な流れをご説明いたしました。
さらにロジカルシンキングについて学びたい方は、「問題解決のための「思考と技術」の基礎を学ぶ(フレームワークの活用)」をご覧ください。基本的なところから解説しております。
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