ちきりんさんの「自分のアタマで考えよう」を読んだ!
こんにちは 高峰 優 です。
今の時代、いろいろな情報が飛び交い、拡散している中、何が本当か、自分で考えたような気になって、日々流されていることがあります。
そこで、再度、「自分で考える」てどいうことだろうと考えだしたところ、思い出したのが、この本です。
ブロガー、作家として活躍されている ちきりんさんの「自分のアタマで考えよう」を再読してみましたのでポイントをご紹介いたします。
- ゼロベーシ思考 (持っている知識に縛られない)
- 網羅的に考える
- 比較する
ちきりんさんの「自分のアタマで考えよう」を読んだ!
ちきりんさんは、言わずもがな。
ブロガーとして活用され、ベストセラーを沢山出されています。
ブログリンクはこちら→ Chikirinの日記
いつも、分かりやすく書かれているのですが、ちきりんさんのブログ執筆の流れは以下のようだそうです(どこかにご自身が書かれていたと思いますが出典は失念しました。すみません。。)
(1)伝えたいメッセージを決める(浮かぶ)
(2)そのメッセージを伝えるための論理構成を決める(考える)
(3)文章に必要な材料(情報)を集める
(4)文章を書く
ここの流れを私も、もっと意識したいと思います。
ちきりんさんの「自分のアタマで考えよう」は、ロジカルシンキングを表に出さず、分かりやすく、物事の捉え方、整理の仕方、見方(捉え方と一緒かも)が分かる名著だと思います。
「考える」と「知っている」との違いを、ケーススタディを通して理解できます。
また、「考える」時の大切なポイントも、自然と理解が進みます。
是非読んでみてください。
◆ちきりんさんの「自分のアタマで考えよう」
ゼロベース思考(持っている知識に縛られない)
持っている知識や経験に囚われず、ゼロベース思考で考えることが大切です。
日常生活や仕事の中で、何か、話や議論になったときに、
と反応することがあると思います。
日常会話でも気をつかた方が良いですが、仕事の話などになると注意すべきでしょう。
あるデータを見た時に、どのように解釈するかで、次のステップ(行動)の方向性が影響を受けることが多いです。
ですので、データを見て、解釈しデータから何がしら結論(小さな1ステップでしょうか・・)をえようとするときに、自分がすでに持っている知識を一旦脇に置く必要があります。
データを見て、自分の持っている知識と経験を一旦脇に置き、データから分かること、言えること、考るうることを書き出しましょう。
良い面も悪い面も書き出します。
その時に、意識したいもう一つの点が、常に問いかけることです。
- なぜ?(WHY)
- だからなんなの?(SO WHAT)
この点を意識してデータや情報を見て考えていきます。
「なぜ?(WHY)」をくりかえして問いかけ、深堀し、そして「だからなんなの?(SO WHAT)」と考えることで次のステップに結びつけることができます。
このことが習慣になるまで、意識したいですね。
そして、書き出した内容から、何が言えるかを考えて、文章化しましょう。
その結果、自分の知識、経験の囚われない、新しい視点で物事を見て、結論を出せることになるでしょう。
「知識や経験」は過去のもので、「考えること=思考」は未来に通用する論理の到達点だということです。
網羅的に考える
何かを考える時に、網羅的に全体をみることが大切です。
無意識に考えない項目を作ってしまうことがあります。
多分ですが、経験と知識から無意識に除外してしまうのでしょう。
その場合、可能性の一つを逃してしまうことになるかもしれません。
そこで、モレを出さない工夫が必要で、考えていることをロジックルツリーのような方法を使って、見える化しながら、抜けがないかチェックできるようにして網羅的に考えることが必要です。
このようにして考えることで、対象が細分化され、問題点を炙り出すことにもつながります。
この作業では、物事を構造化して、ロジックツリーを作成する。その際、関係しそうな要素を洗い出すことが大切になります。
是非、意識して取り組んでいきましょう。
実は、私は、日常生活でも使っています。
何か、高額なものを買いたい時てありますよね。
その際、お金と必要性、それに加えて自分の欲求のバランスを冷静に考える必要があります。
そんな時にも使えると思いますので活用してみましょう。
比較する
ちきりんさんは、「自分のアタマで考えよう」の中で、こう言われています。
わかりやすい例がいくつも記載されているので詳細は、『ちきりんさんの「自分のアタマで考えよう」』を読んでください。
比較する時に大切なことが、「縦と横の視点」です。
例えばですが、縦軸が「兄弟(自分と兄とか)」と横軸が「成績、運動能力、お手伝い」(比較項目になりますね)として考えた場合、2行3列のマトリックスで整理することができます。
マトリックスの中に、できるだけ客観的な情報を記載して比較することで、それぞれの良い面を引き出すことができたりしますね。
比較の軸としていろいろ考えられますが、例えば以下のような組み合わせがありますね。
- 時間軸と地域軸→例えば100年ぐらいのスパンで、経済発展の様子を整理できたりしますね
- 時代と国→世界大戦前後、冷戦時代、冷戦後などの時代を区切って、各国の状況を冷静に比較できますね
- 企業と安定性、収益性、成長性→企業の財務比較をすることでそれぞれのポジション、特徴を理解できますね
これとは別に(ひょっとしたら、これは違うだろう・・と突っ込みが入るかもしれませんが)、
7つの習慣で提唱されている「時間管理のマトリックス」もありますね。
7つの習慣については「7つの習慣の要約と始め方【人間力は原理原則に基づく】」をご覧ください。
このマトリックスで比較して、自分の人生にとって大切なことを常に意識して時間を有効に活用できると思います。
ちきりんさんの「自分のアタマで考えよう」を読んだ! まとめ
今の時代、いろいろな情報が飛び交い、拡散している中、何が本当か、自分で考えることが大切と思い、ちきりんさんの「自分のアタマで考えよう」を再読しました。
「考える」ということの3つのポイントについてご紹介しましたので、ご活用ください。
- ゼロベーシ思考 (持っている知識に縛られない)
- 網羅的に考える
- 比較する
今後ですが、読書して良いなと感じた本について、エッセンスだけですがご紹介していきたいと思いますのでご覧いただければ嬉しいです。
【ロジカルシンキング】問題解決のための「思考と技術」の基礎を学ぶ
日々、問題解決の連続だと思います。 その解決方法を知りたくないですか?
何かが起きた時、何かを成し遂げたい時、そして、何かを任された時。
きっと、どのようにすればいいか、悩むことになるかと思います。
そんな時に、考える方法を身につけておくことは、日々より良い人生を歩む上で重要なポイントだと思います。
Udemyにて、問題解決のための「思考と技術」の基礎について、理論と具体的手段が学べるコースを開催しています。
是非、ご受講ください。少しづつ人生が変わってきますよ。
>>問題解決のための「思考と技術」の基礎を学ぶ(フレームワークの活用)【初級編】
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